
人は皆、それぞれ違う“自分の物差し”で世の中を測ってるの。
自分をゼロとしたプラスマイナスの目盛りが書かれた物差し。
でも、それで測れる長さには限界があると思うんだ。
例えば頭の良さならば、
クラスで一番賢い人、学校で一番賢い人、くらいまでは測れるかもしれないけど、
もしいま外の道端でアインシュタインに出会って話をしたとして、彼が天才だって理解できるだろうか?
それは出来ない。だって物差しが足らないんだから。
自分から遠すぎて物差しが届かないんだよね。測れないの。
人の世界っていうのは結局この自分の持ってる物差しの長さまでしか無いんだよ。
でも経験を積むことでこの物差しは長くなっていく。
良い経験をすればプラスの目盛りが増えるし、苦労や苦い経験ならマイナスの目盛りが増える。そんな感じ。
マイナスの目盛りが増えるのも悪い事じゃないんだよ。きっと人の痛みを理解できるようになるよね。
自分の物差しの長さは今どのくらいかな。
長いといいよね。世界は広いからさ。