こんなはずじゃなかった…。今回もSMとは関係なくマカロンの話を書きます。
この記事は前の「マカロン」の続きになりますので
読んで下さる方はまず、前記事からどうぞ。
続・マカロン
材料と時間の都合から、今回は失敗できません。
が、予想以上に先ほどの賽の河原ごっこで色々と消耗してしまった私は
今回もほぼノータッチです。むしろ今回こそがノータッチです。
横槍入れる元気もありませんので私は何もしない係に専念しました。
指示だけ出してあとは野となれ山となれ。この際、河原じゃなけりゃなんでもいいよね。
「生地が出来たら声かけてくれる?」
プレッシャーから解き放たれた奴隷は黙々と作業をすすめます。
すると、どうでしょうー!
ちょっと期待できそうな生地が出来上がりました。
![](http://mizuki.smugmug.com/Blog/blog-Ayame/i-J6mQ4C3/0/S/aya20140304-S.jpg)
色はやや青みが強く、ピンクというより紫ですが
今回はラズベリーパウダーでの色付けなので食紅とは違います。
生地の粘りも強めではありますが、焼き上がりが期待できますね。
(ツノが残っちゃうのは生地が固いせいで、本当はダメなんですが
先ほどは柔らかすぎたのであえて固めの生地を作りました)
本来は30分ほどかけて乾燥させますが
テンションがあがった私は時間短縮の為、ドライヤーでの乾燥を指示。
30センチほど離れて風をあてるように言っているのですが、
私のテンションが上がったせいで奴隷もドヤ顔気味。
「こら、もっと遠くから!!」と度々注意されつつも
生地の状態に自信をもった奴隷は
『これが私のソチ!!』みたいな顔でこっちを見てきます。
だからドライヤーがね、近いんだってば、、!!
焼きあがるまで油断はできないわけですよ。家に帰るまでが遠足だっつってんだろ!!
ここでキレて、生地に何かあったらいけないので
荒ぶる気持ちをグッと抑えました。わたし。
何よりも今はこの目の前の、薄紫色に輝きし物体が最優先です。
数分後、いよいよ運命の時がやってきました。
生地の状態をチェックし、いざ、オーブンへ。
そして奇跡が起きました。
ピエが、ピエが出たーー!!
もう、まさかの激ピエですよ。どこに出しても恥ずかしくないピエですよ。
wikiの「ピエとは」ってとこで写真使ってくれていいよってレベルの激ピエ!!
で、わくわくしながらオーブンから取り出しました。
![](http://mizuki.smugmug.com/Blog/blog-Ayame/i-d78Cj9J/0/S/aya20140305-S.jpg)
・・・え?
何ですかコレ。
薄紫の君はいずこへ??
何か、虫みたいの出てきちゃったよ、なんで?なんで??
ただひたすらにピエ。ピエのある何か。
オーブンの中の暖かな光では色もいい感じに見えてたのですが、
取り出してみると酷い色。。。
焼いたことで色が飛んでしまった上に、少し焦げてしまっています。
形は申し分ないのですが、この色は…。
実はマカロンの「ピエ」とはフランス語で「足」という意味なのです。
どうりで…今にも這いずり回りそうな雰囲気です…。
我々はとんでもない物を生み出してしまったようです…。
あまりの気持ち悪さに、もう笑うしか無かったのですが、、
諦めの悪い綾女さん。帰宅後、なんと三度目のマカロンに挑戦。
今度はうまくいきました。本当はこういうのが出来る予定でした(笑)
![](http://mizuki.smugmug.com/Blog/blog-Ayame/i-3Qk3TjT/0/S/aya20140306-S.jpg)
![](http://mizuki.smugmug.com/Blog/blog-Ayame/i-sSWTcMn/0/M/aya20140307-M.jpg)
全部、基本的には同じ材料で作ってるのにここまで差が出来るわけなので
マカロンってすごく奥が深いお菓子なのです。